分かりやすい説明の罠

民主党政権に変わって以来、「分かりやすい説明」がキーワードになっています。池上彰さんを見れば、分かりやすい説明が重要であることは確かです。しかし、最近、私が危機感を抱いていることは、“分かりやさが評価の尺度になっている”事です。中身が伴っていないにもかかわらず、評価が高いという現象です。

「分かりやすい説明」を求められて以来、分かりやすく説明することに時間を割いてしまい、実際の仕事内容は乏しいというパターン。また、分かりやすく説明するのは得意なため、100%増しで自分の仕事内容をアピールするパターン。どちらも本業の実力はついておらず、大きな問題です。

私は学会等で、分かりやすい発表だが内容に乏しい発表をした学生さんには、「中身をしっかり頑張れ!実力をつけろ!」と応援します。一つの専門家になるためには下積み時代が絶対に必要です。プレゼン能力だけでは、専門家にはなれません。

今はポピュリズムの時代ですので、分かりやすい説明が重要視されますが、評価を行う際は内容まで見抜かなければなりません。今夏の関電管内の電気は足りている説が良い例でしょう。反原発派は電気が足りているようにプレゼンするのが上手かったですが、実際は電気不足で、騙された方も少なくないでしょう。

世論に逆らってでも、電気は不足であるとアピールを続けた方もおります。正しい意見がなかなか理解してもらえませんでした。正しい意見よりも面白い表現が注目される。それがポピュリズム時代です。潮の目が変化するまで、実力派は耐えるしかありません。私は近く時代も変わり、実力主義が認められるようになると考えています。

テレビ等の既存媒体では情報発信できないが、インターネットの世界は自由。誰にも邪魔されず自分の意見を表現できる素晴らしい場所です。インターネットという新しい情報媒体は既にあります。あとは、発信する側のモラルと、読み手に真実を見抜く力がつけば、日本の未来は明るいでしょう。

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