切り捨てることを考えない政治

若い世代は、突然アジア等へ赴任し、海外を相手に交渉する仕事経験を持つ方もいるでしょう。私も海外との研究協力がありますので、交渉のプロセスは同じかと思います。

不思議に思うのは、「なぜTPPの交渉テーブルに着かないのか?」という点です。
交渉テーブルに着かなければ本当に必要な情報は得られませんし、特に多国間との交渉となりますと、最初から交渉テーブルに着いた方が、有利に話しを進められます。

加盟予定国のTPP交渉過程を見ていますと、二国間での協議を上手く活用し、アライアンスを組むことで、国益を得ようとしていると推測できます。
どの国も、不利益な状態での加盟は避けたく、TPPに加盟するのであれば、シナジー効果を得たいという思いは当然です。

では、「なぜTPPの交渉テーブルに着かないのか?」というところに戻りますと、“切り捨てることを考えない”ためでしょう。よく決断するのが政治と言いますが、切り捨てることができなければ、決断はできません。

メリットを得るためには、何かを捨てなければなりません。あれもこれも欲しいというのが無理なことは、日常生活で理解できることです。
政策は、これを捨てる、あれを捨てると言って頂いた方が分かりやすいです。(もちろん、それでは支持率が急落し、落選してしまうのですが・・・)

究極的には、TPPを捨てるという考えもあるでしょう。しかし、簡単に捨ててはいけません。捨てたときのメリット・デメリットをトコトン考えた後です。
考えた後にTPPを捨てますので、捨てた後の政策、例えば日米の二国間FTAに切り替える等が自然と決まります。

このことから分かるように、切り捨てなければ決断はできません。

TPPだけでなく、“切り捨てることを考える”という目線で各党の政策を見直しますと、エネルギー政策を含め、とても面白いです。
政策Aを実現しますとあれば、捨てられたBがあるはずです。もし捨てられたBが存在しないのであれば、政策Aは夢物語という目線で。

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